個人事業主にもいろいろな事業形態があります。
ダイレクトに消費者に商品を販売したりサービスを提供する事業もありますし、法人等から業務委託を受けて商品やサービスを納品する事業も存在します。
直接消費者と相対して行う事業は、自分自身がどのように商売をやるかにかかっていますので、自由度はかなり確保できますが、業務委託を受ける場合は、依頼された内容をしっかり認識できていないとトラブルに発展する可能性があるでしょう。
個人事業主の場合、業務委託者との間で問題が生じると、死活問題になる可能性もありますので、できれば避けたいところです。
トラブルを避けるにはどうしたらいいでしょう?
大切なポイントが二つあります。
一つは契約書、もう一つは依頼者との信頼関係です。
委託を受けた内容が不明確にならないように契約書で残すことが基本です。
個人事業主の場合、契約書の文面に慣れていないこともありますから、信頼できる弁護士等を確保して、契約書をチェックしてもらうことも必要かもしれません。
また、委託者との信頼関係を築くためには、小さな約束でも確実に履行していくことが大切になるでしょう。
業務と直接関係ないようなちょっとした約束の場合、「相手は覚えていないだろう」「次回情報提供すると約束していたけど、また今度でいいだろう」と軽い気持ちでいると信頼関係が知らないうちに壊れてしまうこともあり得ます。
不安やトラブルを事前に解消するためにも、契約書と信頼関係を大切にしていくことが個人事業主として成功する秘訣です。